チラシの裏。

戯言っぽいものをつらつらと。

「小学生をVさん沼に落とそうとする」話。(前編)

 森田さんお誕生日おめでとうございます! 奇跡の37歳ですね、ありがたや。2日過ぎたことは是非とも目を瞑って頂きたく存じます。はい。

 今年が森田さんにとって良い1年になることをお祈りしております。

 

 本題は森田さんの誕生日が一切関係無い話です、申し訳ない。

 先日書きました記事に関して、S本さんから苦情のメールが届きまして。曰わく「アレじゃ私がアホみたいじゃないか。もうちょっとインパクトのある知り合いの話を書いてお茶を濁してくれ」だそうです。

 非常に面倒かつ、理不尽な要求です。ですが、丁度書きたい話もございましたので記事を書こうと思った次第でございます。ちなみに私の知り合いにS本さんやHさん以上にインパクトのある知り合いは1人しかいません。その人のことはまた、機会があれば……。

 ……いや、書かない方がいいのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 何がきっかけだったかはもう忘れてしまいましたが、双子のお子さんを持つお母さんとお知り合いになりました。AKBももクロ先輩が好きな方でお話しているととても楽しい方です。

 今回の主役はこのお母さんのお子さん、つまり双子ちゃんです。男の子と女の子の二卵性双生児で、あまり似ていませんが時々リアクションが一緒になるキュートな小学4年生です。

 この双子ちゃんの男の子の方、Aくんは岡田さんのファンです。岡田さんの影響でなんか格闘技を始めたそうな。剣道と……なんだったかな……。いや、本題からズレてきたぞ。違う違う。

 双子ちゃんの女の子の方、Cちゃんがジャニーズ嫌いなんだそうです。そのおかげでAくんはいつも虐げられているとのこと。基本的に男女の兄弟で同い年ぐらいだったら女性の意見の方が通りやすいみたいなのをどこかで聞いたことがありますが、どうやらAくんとCちゃんはその関係のようです。Aくん生きろ。

 しかし、何故私がこのCちゃんにジャニーズを布教すること*1になったのかと言いますと、それはお母さんの都合にありました。AKBももクロ先輩の出ている音楽番組を見ようとすると時折ジャニーズのタレントが出てくることがあります。するとまぁ、Cちゃんがものすごい勢いで嫌な顔をするものですから、盛り上がりにくいと。

 正直言いますと知ったこっちゃねぇという話ですが、電話越しにAくんが私に言う訳です。

 

「今度家来てくれた時、岡田くんの話してもいいって本当っ!?

 

 私は泣きながら頷くしかありませんでした。一杯話してくれよぉ……っ!

 

 

 

 手土産片手にAくんとCちゃん宅に遊びに行きました。お母さんは用事があるから1日いないとのこと。ちょっと、待て。これは子守なのでは?

 戸惑う私に構わず未だ純粋さを持ち合わせたキラキラとした目で双子ちゃんがお出迎えしてくれました。今更帰りたいとは言い出せません。

 

「いらっしゃい!」

「こんにちは、AくんCちゃん。お邪魔します」

「どうぞー」

 

 スリッパを履いてリビングに向かいました。スッキリとした綺麗なリビングです。是非とも見習いたい所存です。

 とりあえず何故かお昼をご一緒させて頂きまして*2、まずは宿題を終わらせようという話になりました。

 算数のドリルとかマジ懐かしいんですけどー! とか騒いでいたらCちゃんに怒られました。どちらが年上かわかったもんじゃありません。というか、確かに宿題をしている人の横で騒ぐなっつー話です。

 小1時間ほどでしょうか。段々Aくんが飽きてきました。まぁ、人間の集中力の限界ですから仕方ないでしょう。休憩を入れることにしました。

 

「休憩してる間何する? UNOでもする?」

3人でUNOやって何が楽しいの?」

「じゃ、図書館戦争見る?」

「見ない」

「なんでだよー!!

 

 どちらがAくんでどちらがCちゃんかおわかりいただけたでしょうか。大体こんな感じです。

 休憩時間に何をするか騒いでいる2人を見ながら、私はこの時間に布教するしかないような気がしてきていました。布教というか、せめてジャニーズを見て顔をしかめないようにするためBlu-rayを何枚か持ってきていたのです。いや、誰かが主演している映画のBlu-rayという訳では無く、バラエティなんかをダビングしてきたものですが。

 

「じゃ、私が持ってきたBlu-rayでも見ますか」

「何持ってきたの? がんこちゃん?」

「色々選択肢がある中で何故それを選んだのかわからんな、Aくんよ」

「じゃ、アンビリーバボー?」

「安心してね、Cちゃん。それも無いからね」

「わかった、国会中継!!

「ゴメンねぇ、そういう真面目なものを録るような大人じゃなくてっ!!

 

 小学生と大人との会話とは思えません。なんだかほんのちょっぴり悲しくなってきました。というか、やっぱりキャラ濃いな!

 釈然としない思いを抱えながらもレコーダーにBlu-rayを入れて再生ボタンを押しました。

 

「あ、VS嵐だ!」

「嵐だ」

「あー、これ持ってきたんだっけか」

「見よう見よう」

「なんのBlu-rayか忘れてるのに持ってきたの?」

「こいつぁうっかり八兵衛

「何言ってるの?」

「ごめんなさい」

 

 Cちゃんの容赦無い毒舌に心を痛めながら、3人揃ってVS嵐を見ました。やっぱり嵐は小学生と一緒に見ても盛り上がりますね。流石嵐。スゲーぜ、嵐。

 嵐もジャニーズですがファンの方の年齢はかなり幅広いと知っておりましたので、きっと学校で嵐の話題が上がることもあるでしょう。なのでVS嵐が入ったBlu-rayを持ってきたのでした。今思い出しました。そんなこと考えてたのか、自分。

 Cちゃんから嫌悪の表情は見られません。多分鉄腕DASHも見せて大丈夫なパターンのやつですね、これ。

 そう考えると案外簡単な気がしてきました。S本さん程ではありませんがイケる気がします。これはAくんとCちゃんが岡田さんの話をする日も近いでしょう。

 関係無い話ですがS本さんはラブセンの課金勢だそうです。

 確かな手応えを感じながらもう一度宿題に戻ることにしました。

 漢字の小テストも作らされました。全問正解しましたので花丸をあげたところ「下手くそだー」と言われました。私の心はぼどぼどです。

 

「終わったぞー! 何して遊ぶ?!

百人一首

「嫌だ! ぼうずめくりなら良いけど!」

 

 最近の小学生は風流な遊びをするんですね……。

 いや、そんなことはさておきなんとかCちゃんを攻略せねばなりません。ギャルゲーとか乙女ゲーム的な意味合いではもちろんありません。なんとかしてジャニ嫌いを克服して頂き、Aくんと一緒に岡田メソッドを楽しんでもらわねば。いや、楽しまなくてもいいですけども。

 そこで私はもう1Blu-rayを取り出しました。何が入ってるかはこの時点では忘れています。またかよ。

 

「じゃ、もう1枚見よう」

「おー、何見るの? 蜩ノ記?」

「ゴメンね、岡田さん関連じゃなくて」

「っていうか、岡田くんから離れなさいよ」

「分かった。じゃ、学校へ行こうだね?」

「多分違うわ。ゴメン」

 

 小学生とこんなに愉快に会話が進むのは喜んでいいことなのでしょうか。それともこの双子のキャラが濃いだけなのでしょうか。教えて、おじいさん。

 心の中のおじいさんは何も答えてくれなかったので、また再生ボタンを押しました。今度はKAT-TUNのタメになる旅です。

 

「おー? ナニコレ?」

「タメ旅だ。そっか、深夜帯だから二人は知らんかね」

「かつーん……」

No.KAT-TUN

「かどぅーん……」

Cちゃんソレはわざとかい?」

 

 3人で揃ってタメ旅を見ました。たこ焼き会でしたのでKAT-TUNの皆さんが自転車をブイブイ言わせながら歌を歌っておりました。楽しい!

 タメ旅の次は何故かいきなりあさイチです。どうやらダビングミスをしているようです。嘘だろ、承太郎。

 

「井ノ原くんだーっ! あさイチ初めて見るー!!

 

 Aくんは盛り上がっております。Cちゃんはなんだコレという顔をしてテレビを見ているようです。なるほど、この時間は小学生はもう登校していますからね。見れませんか。

 いきなり始まったあさイチは紅白特集のようでした。発表することがほぼ無いため目新しい内容が薄めだったあの回です。

 ところでここまでで気付いたのですが、どうやらCちゃんはジャニーズ全体が嫌いという訳ではなく、Aくんが騒ぎ立てるタレントさんが苦手であるようです。その証拠にKAT-TUNのタメ旅は結構楽しそうに見ていました。……つまり今のところV6が一番苦手であると。

 これは由々しき事態です。なんとしてでもS本さんのようにVさん沼に落とさねばならないような使命感に駆られてきました。タイトルはつまりそういうことです。

 ちなみにS本さんはVさんにハマッたその日にSVbAmazonでポチッたそうです。

 とりあえずあさイチを一緒に見てみることにしました。

 あさイチV6贔屓にAくんと盛り上がりながら見終え、その後何故か入っていたアド街も一緒に見ました。なんでや。

 アド街も見終わり、ちょっとテレビ見るのも休憩しようという話になり、Aくんが台所へ飲み物を取りに行きました。そこで私は思い出します。

 あ、普通にAくんと盛り上がってたけどホントはCちゃんへ布教しなきゃいけなかったんだったわ。……完全に失念していました。というか、普通に井ノ原さんで盛り上がっていました。井ノ原さんすげぇ。

 そーっとCちゃんの様子を見てみることにしました。

 おやおや、Cちゃんの様子が……。いや、進化はしませんがジッと先ほどのあさイチアド街が入っていたBlu-rayを見ています。おやおやおやおや?

 

 

 

 

長くなりそうなので後編に続く。

いや、内容ありませんけどね。相変わらず。あとS本さんの転がり落ちようにどの分野にいようがオタクはオタクなんだなぁと感じました。真理。

 

 

 

*1:もといVさん沼に落とすこと

*2:パスタうめぇ